令和3年6月6日(日)の日曜サロンは講師にエソダ・バスネットさんを迎え、「ネパールってどんな国?子育て事情」のお話を伺いました。世界有数の8000m級の山々が連なる国、ネパール。人口3000万人。首都カトマンズ。

日本に留学

そのカトマンズで育ったエソダさんは、中学生の時にネパールで出会った日本人に魅せられ、親の反対を押し切って、留学のため来日したそうです。

来日当初は、日本語が分からなかったものの、”多民族国家”で培った持ち前のコミュニケーション力で、日本に馴染んでいったそうです。

ネパールの人は親切

ネパールでは、子どもが生まれると、地域の皆が手伝い、寄り添う。「日本で“孤”育てしていて、寂しくないの?」と言われたことを思い出します。
参加者の中にもネパールに行った経験のある人がいました。「ネパールの人は、とても優しく、親切だった」と。

いろいろな価値観

「近年、識字率が上がり、併せて女性の社会進出が見られるようになったけど、まだまだ、ネパールに帰ると、サリーを着て、女性らしく振舞わなければならない」ジェンダーについて研究しているからこその視点です。
来日して、いろいろな“価値観”に出会えたことが、良かったとのことでした。
古き良き日本を思い起こさせるようなお話に、質問が後を絶たず、あっという間に1時間半。「楽しかった~」「またお話を聞きたい!」との声があがりました。